今週のメモ: 200回目
Mod制作日記
先週位にDQ3の勇者装備を公開しました。既にいくつか記録してあるのですが、最後の方の色塗りから、Blenderを経由してNifファイルへ出力するところの日記です。
現在、あまりSubstance Painterを使っていませんで、ペイントする時は3D Coatで行っています。単純にペイントだけ見ると、Substanceシリーズの方が優秀だと思いますが、リトポ、UV、場合によってはモデルを再編集するところからやり直す必要が出た場合、何でも出来る3D Coatは優秀だと思います。
一人で作る場合は、小回りの利く3D Coatは優秀ですね。半面、作業工程が分業化されている場合、Substance Painterの方が優秀だと思います。Materialのデータを共有できる(3D Coatでも出来ますが、微妙に不便)ところなどは、多人数での作業を効率化してくれるのではないでしょうか。
下の画像は、3D Coatで色塗りした時のものです。赤、青、オレンジと、三原色に近いものが選ばれていて、非常にはっきりした配色だなと思いました。ここまで大胆なものは、あまりないのではないかなと感心しました。
DQ3勇者の服装: 3D Coatで色塗り


こちらは、革のグローブの色塗りのところです。色塗りと言っても、凹凸をペイントで表現することも出来ます。
革のように光沢が強い材質の場合、微細な凹凸はポリゴンではなく、ノーマルマップで表現した方が作りやすいかなと言う印象です。1枚目が完成したもの、2枚目と3枚目がしわの有無です。
グローブの色塗り



次の画像が、最終的に色塗りが終了した時のものだと思います。ブーツが一番うまく行ったかなと言う印象でした。久しぶりに少し汚しを入れて、シワも悪くない感じになったのではと思いました。
また、一部の金属が黒いのは、ゲーム内だとCubemapの色が追加されて金属っぽくなるので、その下地っぽい感じにする必要があります。それで黒くなってます。このModを使ったSSを見たのですが、一部の方は、黒になってました。たぶん、Cubemapの効果が薄い設定になっているのだと思います。Cubemapには、あまり頼らない方が良さそうと言う印象を受けました。
服装の色塗り終了くらい




こちらは、盾の色塗りです。FC版のDQ3の勇者盾の情報がギリギリまでわからなくて、とりあえずDQ1の勇者盾の色にする予定でした。それが1枚目です。中央が赤、その周りが青、縁は金色と言うものです。
その後、フィギュアのことを教えてもらえたので色を変更できました。それが2枚目です。中央が濃い青、その周りが少し薄い青、縁は金色と言うものでした。色の濃淡はありますが、青+青の組み合わせってすごいですね。DQ3では、主人公サイドの各キャラクターには青い宝玉があしらわれているので、この組み合わせになったのかなと思いました。
最初は、宝玉の部分は表面を滑らかにして、その周りは細かい凹凸を付けることで、表現にメリハリを付けようと思ったのですが、金属の質感だと凹凸が邪魔に感じたので、完成品ではザラつきの凹凸を削除して、両方ともツルツルした感じにしました。
盾の色塗りの試作



色塗りが終わると、Blenderで作業です。Blenderのバージョンは、2.79が良いと思います。機能は少ないですが、エラーが少ないので安心して作業出来ます。
ここでの作業は、Nifに出力するための設定、テクスチャの指定、Weight塗り等です。他に、少しはみ出てるポリゴンを修正したりと、最後の微調整を行います。
剣盾と一緒だとフィギュア感があって良いなと思ったので、記念に撮影です。
Blenderで作業中



Nifファイルに出力したら、次は、Nifskopeで確認です。Dev 9だと相対パスでもテクスチャを表示してくれるんですが、Dev 7だと表示してくれないんですよね。でも、Dev 7だと、コリジョンをちゃんと表示してくれるんです。なかなか痛しかゆしです。画像は、Dev 7で作業中に撮影したものです。
Nifskopeで色々設定

今回、クロークの部分をSMPに対応させました。画像がないのですが、ここはOutfit Studioで、新しいボーンを追加し、軽くWeightを塗ります。その後、Nifファイルとして出力します。
出力したNifファイルを、今度は、バージョン3.6のBlenderにインポートします。私の環境だと、3.6が無難な感じです。Blenderでは、適当に塗ったWeightをちゃんと塗り直すことです。
その後、もう一度Nifファイルに出力した後、xmlファイルを作って、それをNifskopeで指定すると、ゲーム内でSMPに対応します。
結構面倒な作業ですが、最近は、割と作業総量が減ってます。Outfit Studioで新しいボーンを追加する時、一度に複数のボーンを追加出来るようになったのが大きいです。
最後速足でしたが、Modを作った時の記録になります。
新しいMod
こちらは、新しいModの画像です。女性用のドレスになる予定で、デザインも大体考えてあるのですが、どうやって作ろうかなと言う段階で、時間がかかりそうです。
現在Blenderで試したいことを実験中です。実験なので、さすがに、このまま作業を進めて良いものやらと悩み中です。
新しいMod: Blenderでモデリング中



フォロワー調整
今だにフォロワーの顔をいじってます。少しずつ良くなっているのではないかなと思ってます。下の画像は、ENBを少し調整した時に撮影した画像です。
フォロワー調整




TESシリーズ30周年 & ESO 10周年
3月25日に、The Elder Scrollsシリーズが30周年を迎えました。その時、画像が公開されていました。
そこに、TES6を作ってますよと言う内容が書かれていたので、話題になってました。
TESシリーズ30周年記念の画像

同じ時期にElder Scrolls Onlineも10周年を迎えました。こちらも、公式が色々とイベントを開いていたり、記念画像が配布されてたりしてます。画像は下のリンクからダウンロードすることが出来ます。
ESO ベセスダ公式

ENB情報
2024年3月20日にSkyrim SEのENBが更新されました。他に、29、31日には、Dragon’s Dogma Dark ArisenのENBも更新されています。
Skyrim SE ENB: v 0.499
3月20日更新内容
太陽の光が適切なサチュレーションの色を持つことができない時に起こるバグを修正しました。
IBL Internal Blurが、いくつかの最新版では、十分広がらなかった問題を修正しました。
Updated ENBSeries 0.499 for TES Skyrim SE without version change. Fixed game bug of the sun when it can’t have proper saturated color. Fixed bug of IBL internal blur was not wide enough in several latest versions.
ENB公式: ニュース
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