ENBのメモ v0453
ENBのメモ
最近も頻繁にENBが更新されています。Nexusで手に入るENBのプリセットは、本体のみ必要で、fxファイルをすべて無視するようなものもあります。ただ、私は、ENBのfxファイルを使用しているので、今日はENBの機能を少し調べたもののメモを作ってみました。もとは、日曜日の記事にしようかなと思ったんですが、分量が多かったので、月曜日に回しました。そんなに凄い内容ではないです。
使ったENBのバージョンは、Skyrim LEのv0.453です。
ENBの本体は公式からダウンロードすることが出来ます。下のリンクをクリックすると公式に飛べます。そこからゲームを選択します。Skyrim LE（若しくは、古い方）は、TES Skyrimです。Skyrim SEは、TES Skyrim SEです。下の方にあります。
次に、とんだ先のページでバージョンを選択します。今日は、TES Skyrimを選択して、バージョンはv0.453を選びます。その後、ページの一番下にあるDownloadをクリックすると、ファイルをダウンロード出来ます。
ENB公式からダウンロード
enbeffect.fxの中を見てみる
ENBに付属しているenbeffect.fxをテキストエディタで開くと、以下のような文があります。コピペです。以前、enbeffect.fxには設定ファイルとしてenbeffect.fx..iniと言うファイルがありましたが、現在のバージョンではないようです。そのため、変更する場合、enbeffect.fxを直で書き換えました。
enbeffect.fxの冒頭部分
//++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
// ENBSeries effect file
// visit http://enbdev.com for updates
// Copyright (c) 2007-2020 Boris Vorontsov
//++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
//post processing mode. Change value (could be 1, 2, 3, 4). Every mode have own internal parameters, look below
＃ifndef POSTPROCESS
＃define POSTPROCESS 3
＃endif
//use original game processing first, then mine
//#define APPLYGAMECOLORCORRECTION
//+++++++++++++++++++++++++++++
//internal parameters, can be modified
//+++++++++++++++++++++++++++++
//modify these values to tweak various color processing
//POSTPROCESS 1
float EAdaptationMinV1=0.01;
float EAdaptationMaxV1=0.07;
float EContrastV1=0.95;
float EColorSaturationV1=1.0;
float EToneMappingCurveV1=6.0;
//POSTPROCESS 2
//float EBrightnessV2=2.5;
float EAdaptationMinV2=0.05;
float EAdaptationMaxV2=0.05;//0.125;
float EToneMappingCurveV2=8.0;
float EIntensityContrastV2=1.0;
float EColorSaturationV2=1.0;
float EToneMappingOversaturationV2=180.0;
//POSTPROCESS 3
float EAdaptationMinV3=0.05;
float EAdaptationMaxV3=0.125;
float EToneMappingCurveV3=4.0;
float EToneMappingOversaturationV3=60.0;
//POSTPROCESS 4
float EAdaptationMinV4=0.2;
float EAdaptationMaxV4=0.125;
float EBrightnessCurveV4=0.7;
float EBrightnessMultiplierV4=0.45;
float EBrightnessToneMappingCurveV4=0.5;
「Change value (could be 1, 2, 3, 4). 」と書いてありますので、数値を１から4まで選ぶことが出来るようです。また、「#define POSTPROCESS 3」とありますので、ここでPOSTPROCESSを1から4まで設定しているようです。初期設定は3でした。
また、「Every mode have own internal parameters, look below」（それぞれのモードは内部パラメーターがあります。下を見なさい）とあり、「internal parameters, can be modified」（内部パラメータ。編集可能）とあります。流れを見ると、POSTPROCESSを1から4のどれかを選択し、その上で、それぞれの内部パラメータを変更すると言うもののようです。
この後は、Postprocessの1から4までの特徴をざっと調べたものになります。enbeffect.fx以外は、全て同じ設定を使用しています。
POSTPROCESSごとに比較してみる
私の以前のENBプリセットと比較すると、POSTPROCESS 1が一番近いものでした。それは明るさ（Brightness）と彩度（Saturation）が近いと言うことです。まずは、POSTPROCESS 1で撮影した画像です。
POSTPROCESS 2の画像： 明るさを調整する前
次に、POSTPROCESS 2にした場合ですが、変更してみると、非常に暗いです。そこで、ゲーム内でGammaやBrightnessの数値を変更したものも一緒に撮りました。
POSTPROCESS 2の画像： 明るさを調整した後
次に、POSTPROCESS 3にした場合です。こちらも暗かったです。同じく、ゲーム内でGammaとBrightnessを調整したものです。
POSTPROCESS 3の画像： 明るさを調整する前
POSTPROCESS 3の画像： 明るさを調整した後
1から3までの設定は、彩度 / Saturationが近いようですが、明るさがかなり違います。1番目は明るめで、2番目は非常に暗く、3番目は少し暗い、って感じでしょうか。これに対して、POSTPROCESS 4は、少し異なります。
POSTPROCESS 4の画像： 明るさを調整する前
POSTPROCESS 4の画像： 明るさを調整した後
どうも、POSTPROCESS 4の設定は、1番目から3番目に比べると彩度 / Saturationが高いようです。明るさは、3番目と同じ位だろうと思います。
上でも書きましたが、これはenbeffect.fx以外の設定は同じにしました。ただ、この設定はPOSTPRCESS 1に丁度良いものですので、他のPOSTPROCESSに合うかは別だということを考慮する必要があります。
内部パラメータの設定項目を見ると、POSTPROCESS 1は、コントラスト / Contrast、彩度 / Saturation、トーンマッピングカーブ / ToneMappingCurveを調整出来ます。
POSTPROCESS 2は、トーンマッピンカーブ / ToneMappingCurve、コントラス / Contrastト、彩度 / Saturation、OverSaturationCurve（飽和した色のカーブ？）が調整できます。
POSTPROCESS 3は、トーンマッピングカーブ / ToneMappingCurve、OverSaturationCurveが調整出来ます。
また、POSTPROCESS 4は、彩度の調整がありません。何となく彩度が変なのに調整出来ない（若しくは、私に出来ないだけ）なので、4番目はこの段階で候補から除外しました。この後の比較は、1番目、2番目、3番目になります。
次に、機能の方を調べて見ようかなと思います。
トーンマッピングカーブ
トーンマッピングカーブ / ToneMappingCurveは、明るさの曲線です。POSTPROCESSの1番目、2番目、3番目で設定出来ます。
ここはPOSTPROCESS 2で、比較してみました。トーンマッピングカーブの初期設定は8.0です。この数値を2.0と4.0にして撮影してみました。
POSTPROCESS 2： トーンマッピングカーブ 8.0
POSTPROCESS 2： トーンマッピングカーブ 4.0
POSTPROCESS 2： トーンマッピングカーブ 2.0
彩度
彩度 / Saturationは、色の濃さに関する設定です。POSTPROCESSの1番目と2番目で設定出来ます。
こちらは、POSTPROCESS 1で数値を変更したものになります。初期設定は1です。数値を1.2、1.8にして撮影しました。次第に色が濃くなっています。
POSTPROCESS 1： Saturation 1.0
POSTPROCESS 1： Saturation 1.2
POSTPROCESS 1： Saturation 1.8
コントラスト
次は、コントラスト / Contrastです。コントラストの数値が大きくなると、色の濃淡が急激に変わるようになる、と言う感じでしょうか。POSTPROCESSの1番目と2番目で設定出来ます。
これもPOSTPROCESS 1で数値を変更して撮影しました。初期設定は1.0です。他に、1.2と1.5の画像を撮りました。
POSTPROCESS 1： Contrast 0.95
POSTPROCESS 1： Contrast 1.20
POSTPROCESS 1： Contrast 1.50
OverSaturationCurve
OverSaturationCurveはよくわからないのですが、古いENBにもありました。飽和した色（彩度が高すぎる状態）か、もしくはある程度以上彩度が高い色、に適用する曲線なのかなと思います。
これが設定出来るのは、POSTPROCESSの2番目と3番目です。
どれが良いのかな？
4択ではありますが、4番目を除外したので、3つの中から選ぶことになります。
私には、初期設定だと、ちょっと色が薄いんです。そこで彩度を調整できる1か2が良いです。
OverSaturationCurveの理解が正しければ、飽和した色の設定が出来る、2か3が良いです。
となると、2番が良いです。でも設定項目が多いと調整が大変だ、と言うなかなか面倒な感じです。これは、あくまで私が思った範囲ですので、自分のプリセットに合った自分の好きなものを選択してください。
私の環境が悪いのか、そもそも出来ないものなのかよくわからないですが、現状ゲーム内でパラメータをいじれないので少し調べて記事にしてみました。ゲーム内で設定出来るなら、2番目が一番良さそうだけれど、現状だと1番目でも良いなと思ったところで、以上です。
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