ENB 2018 その３　- ENB Man

Modの説明

ENBの管理ツールのENB Manについてのメモです。

私自身MO(2)を使用していません。そのためMO(2)との併用についてはわかりませんので、ご了承下さい。

ENB ManはENBのファイルの管理を行うためのツールです。ENBは、公式ホームページからダウンロードする本体（core）と、Nexus等からダウンロードするプリセットです。さらに、Depth of Field（焦点の場所以外はボケる。距離が離れるとボケる機能）と、Palette（パレット。画面全体の色調を決める画像ファイル）を個別に導入することが出来ます。

ENB Manをダウンロードして、適当なフォルダに解凍します。フォルダの中には、”ENBMan.exe”と言う実行ファイルがあります。ウィンドウズの機能のスタートにピン留めして置くと起動が楽です。ENBMan.exeを初めて実行した時、こんな画面が表示されます。ここでは自分が使いたいゲーム（スカイリム、フォールアウト４、GTA５等、ENBが対応しているゲームです）を登録することが出来ます。

ENB Man：ゲーム選択

ウィンドウの左上のFile → Add Gameか、右下にある＋マークをクリックすると、Add New Gameと言う新しいウィンドウが表示されます。新しいウィンドウの右側にフォルダーのマークがあるので、そこをクリックするとゲームのフォルダを選択することになります。

Add New Game

今日は、スカイリムLE版の”TESV.exe”を選びました。ENB Manからゲームを起動することが出来、ここで選択した実行ファイルが、ゲームを起動する時に使用されるようです。だったら、SKSEの実行ファイルである”skse_loader.exe”でも良いんじゃないかなと思ったのですが、微妙にうまく起動しなかったので、TESV.exeにしました。

通常のインストールであればTESV.exeの場所は、以下の場所になります。Cドライブにインストールした場合はこうなりますが、Steamで指定したドライブがどこかで少し変わります。私は、Eドライブです。

TESV.exeの場所

C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Skyrim

Add New Game： TESV.exeを選択

TESV.exeを選択すると、Name（ゲームの名前）が自動で入力されます。ここではTESV Skyrimになってます。後は、チェックマーク（✔）を押せば登録完了です。これで、SkyrimLE版は登録完了です。

もう一つ、Skyrim Special Editionも一緒に登録しちゃいます。同じ手順で、File → Add Gameか、＋マークを押して新しいゲームの実行ファイルを登録します。今回は、Skyrim Special Editionの”SkyrimSE.exe”です。場所は、以下の場所にあると思います（ドライバは、自分のインストールしたものに変更して下さい）。

SkyrimSE.exeの場所

C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Skyrim Special Edition

SkyrimSE.exeを選ぶと、ゲームの名前であるNameに、上と同じくTESV Skyrimと入力されます。同じ名前は使えないとのことでしたので、Nameの部分を”TESV Skyrim Special Edition”としておきました。

TESV Skyrim Special Editionを登録

SkyrimSE版も登録完了です。これで、ENB Manで使用するゲームの設定が終了しました。次に各ゲーム毎にENBのプリセットを登録していきます。

プリセットの登録

ENB Manはプリセットのファイルを、スカイリムのフォルダにインストール、もしくは削除するためのツールです。ファイルの構成は、プリセットごとに色々です。

例えば、Rudy ENBは、ENBのファイルとゲームのデータを書き換えるファイル。それとDoFのファイルです。ENBのファイルは、enbseries.iniと言うファイルと、それ以外はenbseriesと言うフォルダに全て入っています。

Skyrim Nexus： Rudy ENB for Vanilla Skyrim： by Rudy102

Rudy ENB for Vanilla Skyrim - NLVA - NLA - COT - URWL - ELFX

Enb for Everyone. Good performance ( I'm not joking 🙂 and of course, stunning visuals 🙂 Custom presets for the Vanilla...

また、RealVision ENBは、ENBのファイルとしてfxファイル、iniファイル、txtファイル、ENBSeriesと言うフォルダの他に、SMAA用のファイルがあります。また、Skyrimのデータを変更するファイルも入っています。全部をENB Manで管理するのは面倒で、ENB用のファイルとフォルダはENB Manで、SkyrimのデータはNMMなどで管理する方が良いのかなと思ったりします。

Skyrim Nexus： RealVision ENB： by SkyrimTuner

RealVision ENB

Ultra realistic and atmospheric graphicsClimates of Tamriel combined with Realistic Lighting Overhaul or Enhanced Lights...

とりあえず、プリセットの登録をします。Presetsの右のマークを押して、＋Blank Presetを選びます。ここは、プリセットの名前を登録するだけです。

プリセットの名前を登録

まだ名前が登録されただけで、このままでは使えません。例えば、ここにRealVision ENBのファイルを登録した場合こんな感じになります。ウィンドウの左側のFilesのところにプリセットのファイルを全部ドラッグ・アンド・ドロップします。途中、Palette（パレット）を登録するウィンドウが表示されます。もし登録する場合は、新しく名前を付けて下さい。

プリセットのファイルをドラッグ・アンド・ドロップ

次に、ENBの本体から、ENBHost.exeをドラッグ・アンド・ドロップします。これはプリセットに同梱されていることもあります。その時は必要ないです。

ENBHost.exeを追加

これでプリセットは登録終了です。後は、Binary、DoF、Paletteの設定です。

Binary

Binaryは、ENBの本体にあたる”d3d9.dll”のことです。”WrapperVersion”と言うフォルダに入っているファイルを選択します。登録してるバージョンはv0.319ですが、自分で使うプリセットに合わせて必要なバージョンのd3d9.dllを登録してください。その後、Binaryのところにある□を押してチェックをして下さい。

d3d9.dllの登録

Depth of Field

Depth of Field（DoF）は、遠い場所はぼやけて見えると言う視覚効果です。ENBでは、”enbdepthoffield.fx”と、”enbdepthoffield.fx.ini”（こっちはない場合もあり）と言うファイルが、ENBSeriesフォルダに入った状態になれば、効果が現れるようです。

Depth of Field（DoF）あり

Depth of Field（DoF）なし

ENB Manでは、右側の真ん中のBinaryの下にDepth of Fieldがあります。下向きの矢印を押して、Addを押します。その後、DoFの名前を入力し、”enbdepthoffield.fx”、”enbdepthoffield.fx.ini”（iniの方はない場合もあります）をドラッグ・アンド・ドロップします。