[Skyrim LE]: Skyrim LEでENBとReshadeを併用するメモ
Skyrim LEでENBとReshadeを併用
Skyrim LEでENBとReshadeを併用するためのメモです。何となくできないかなと思ってググったらRedditの記事が見つかったので、メモ代わりの記事にしてみました。
ENBをダウンロード
Skyrim LEは、古い方のスカイリムです。DirectX9を使っている古いゲームでもあります。d3d9.dllと言うファイルはDirectX9で使用されるdllファイルがありますが、ENBではこれに似た独自のファイルを使用して、スカイリムのレンダリングなどに割り込んで処理しているのではないかなと思います。
一方で、Reshadeでも同じく独自のd3d9.dllを使用しているようです。そのため、ENBとReshadeを併用するのは無理なのかなと思ってたのですが、ENBの設定のEnblocal.iniの記述を変更することで、ENBとReshadeのd3d9.dllを両方とも使うことが出来るとのことです。
ENBは、ENB本体を公式サイトからダウンロードします。ENBの本体は各ゲーム毎に別物ですので、Skyrim LEに対応してENBをダウンロードする必要があります。
ENB公式: Skyrim LEのENB本体

また、本体とは別にプリセットがNexusにアップロードされています。こちらは、本体と組み合わせることで、スカイリムのグラフィックを向上する効果が発揮されます。
Skyrim Nexus
古くからある定番プリセットもありますが、最新のENBに合わせて更新されているプリセットもあります。ENBはそれなりに更新されていて、単純なバグ修正の他に、新しい機能が追加される更新もあります。そのため、この更新に合わせたプリセットもあると思います。
Reshadeをダウンロードと導入
Reshadeは、公式サイトからダウンロードすることが出来ます。2022年3月現在最新のバージョンは、Version 5.0.2です。ダウンロードできるファイルは、”ReShade_Setup_***.exe”と言うファイルです。
Reshade公式
Reshadeセットアップファイルを起動すると、インストールされているゲームの一覧が表示されるので、Skyrim (TESV.exe)を選択します。
Skyrim LEを選択

この後は大体自動で選ばれたものか、選択肢がなければSkipを選択して進めます。ゲームの種類はDirectX9、PresetがなければSkipを選択です。次のEffect Packageを選択するところは、右上のUncheck Allのところを2回(たぶん)押して全て選択してみました。その後は、全て自動で進んで終了します。
Reshadeの導入時




この時、Skyrimのフォルダには、d3d9.dllが追加されています。d3d9.dllの名前を、d3d9_reshade.dllに変更します。また、同じフォルダにある、Reshade.iniの名前を、d3d9_reshade.iniに書き換えます。
ENB導入
次にENBを導入します。ENBの公式からダウンロードしたZIPファイルを解凍するといくつかのフォルダとファイルが入ってます。その中から、WrapperVersionと言うフォルダの中を見ます。
WrapperVersionに入っているファイルですが、ENBの本体がd3d9.dll、enbhost.exeはメモリー管理などのツールです。また、〇〇〇.fxと言うファイルは、エフェクトを追加するためのファイルです。Reshadeでも同じ拡張子(.fxのこと)を使っています。これらのfxファイルは全てEnbseriesと言うフォルダの中に入れます。入ってないと、Reshadeがエラーを吐くようになります。
次に、Enblocal.iniを書き換えます。最初の方にあるPROXYの部分を以下のように書き換えます。
ENBLoca.iniを書き換える
[PROXY]
EnableProxyLibrary=true
InitProxyFunctions=false // don’t set to true, will CTD
ProxyLibrary=d3d9_reshade.dll
全て準備したら、ENBを導入します。私はENBmanを使っているのですが、こんな感じです。Binaryは現在最新の0.473(d3d9.dllだけ)、DoFはNexusにアップされているMcFly’s DoF(enbdepthoffield.fxは、Enbseriesフォルダに入れて登録)、パレット / Paletteは自分で調整したものです。
ENBmanで導入する場合

ENBを導入すると、Skyrimのフォルダには、d3d9.dll(ENBのもの)と、d3d9_reshade.dll(Reshadeのもの)が追加されているはずです。
ゲーム内で設定
次に、ゲームを起動します。起動後、HOMEボタンを押します。これでReshadeが起動するはずです。最初のチュートリアルはスキップして問題ありません。左下に横長のバーが表示されるので、それをポチポチします。
チュートリアルが終わったら、次にAddonのタブにある”Desable replacement with INTZ format (requires application restart)”にチェックを入れます。
Addon → Desable replacement with INTZ formatにチェック

この部分は、リスタートが必要と言うことですので、スカイリムを再起動します。再起動した後、私だけの問題なのかわかりませんが、プリセットが読み込まれないことがありました。その時は、HOMEのタブの△の部分を押して、プリセットを読み込めば何とかなりました。
HOME → △を押してプリセットを選択

比較画像
比較画像です。ENB + Reshadeと、ENBだけで比較してみました。
比較画像1: ENB + Reshade

比較画像1: ENBだけ

比較画像2: ENB + Reshade

比較画像2: ENBだけ

以上です。Reshadeを追加すると、確かにグラフィックの調整が楽になり綺麗になりましたが、一方で、ロード時間が伸びたように感じました。Skyrim LEを延命するよりも、Skyrim SE(1.5.97以前)に移行する方が良い結果になりそうだなと思いましたが、それはそれとして満足もしました。
おわり
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