SKVA Synth – Dan Ruta
Modの説明
セリフの音声データを作成するツールの紹介です。Skyrim SE、Skyrim LE両方で使えます。
今日はModと言うよりは、データを作るためのツールです。ちょっと使ってみた範囲なので、不明瞭な点、不足の多い記事になってます。特に、最後に音声ファイル(wav)を出力するところが出来ませんでした。説明の前に断っておきます。また、記事を書いている時の最新のバージョンは、v1.0.6です。
今日のModは、ベセスダのゲームで使用しやすいセリフの音声ファイルを作るためのツールです。作者の説明によると、AIを利用してベセスダゲームの音声に似たセリフのデータを作ることが出来ます。
ダウンロードするファイルは、大きく分けると、2種類です。本体に当たるxVASynthと、声のデータを作るために必要なModelと呼ばれるファイルです。本体は、Skyrim以外でも、FO4のNexusやOblivionのNexusからダウンロードしても良いそうです。xEditに似てますね。
本体: xVASynthはどこからダウンロードしても同じ
本体のファイルは、”CPU xVASynth v1.0.x”と”xVASynth GPU v1.0.x”です。CPUとある方は、処理の時にCPUのみを使って計算するもので、GPUとある方は、処理の時にCPUとGPUの両方を使って計算するのだそうです。GPUを使う方が早いそうです。
ファイルは、どの場所に解凍しても良いそうです。実行ファイルは、”xVASynth.exe”です。これは管理者として実行する必要があります。
Main File: 本体をダウンロード

音声のモデルデータ: ゲームごとに異なる
ファイルは、Optional Filesにあります。ファイルに、特定のNPCの名前や、スカイリムの声のタイプが書いてあります。スカイリムの声のデータは、全部で16種類です。声のデータは、スカイリムのデータをぶっこ抜いたものじゃないようです。
Optional Files: 個別の声のデータ

一番下にセラーナ / Seranaタイプの声のファイルがあります。これをダウンロードして、解凍します。解凍すると、フォルダが結構深いところまであります。一番下の以下のフォルダに、3つのファイルが入っています。
ダウンロードしたファイルの中にあるファイル
- sk_serana.json
- sk_serana.pt
- sk_serana.wav
解凍した後にファイルを入れるフォルダ
xVASynth-win32-x64CPU\resources\app\models\skyrim\
作者の説明に、json、pt、wavファイルがありますと書いてありますが、このことなんですね。他の音声のデータファイルにも同じように3つのファイルが入っています。
この3つのファイルを、本体を解凍して出来た同じ名前のフォルダに入れると、準備完了です。
xVASynth
“xVASynth.exe”を、管理者として実行すると、起動します。以下のようなウィンドウが表示されると思います。画像は、全部の音声ファイルを導入したと時のものです。左の一覧にSerana / セラーナが見えます。今回は、これをクリックして選択します。
xVASynthを起動してセラーナを選択

次に、Load modelを押すと、セラーナの声がロードされます。
Load modelを押して、セラーナのデータをロード

次に上の空欄に文章(英語かローマ字)で入力して、Generate Voiceを押します。これで音声ファイルが作成されました。
セリフを入力して、Generate Voiceを押す

スピーカーのマークを押すとセリフを聞くことが出来ます。また、新しく現れた文字の下にあるバーを上下に動かすと、抑揚が変化します。音声ファイルは、バーを動かした後、再度Generate Voiceを押す必要があります(たぶん)。
バーを動かして声の抑揚を調整

作者の動画を見ると、Keep Voiceを押すと、Wavファイルが出力されるようです。出力先は、以下のフォルダだろうと思います。これは、Skyrimの中の、sk_seranaと言うファイルに対応したフォルダと言う意味だろうと思います。
Keep Voiceを押して、Wavファイルを出力?

出力フォルダ?
xVASynth-win32-x64CPU\resources\app\output\skyrim\sk_serana
ただ、私の環境では、wavファイルが出力されませんでした。outputフォルダに、tempと名前のついたテンポラリーファイルのことがあって、その中にはありました。
とりあえず、一連の流れでツールを使えました。
ダウンロードサイト
Skyrim Special Edition Nexus: xVASynth v3 – SKVA Synth: by Dan Ruta
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