More Informative Console
Modの導入
今日のModは、コンソールコマンドの機能を拡張するModの紹介です。Skyrim SEとSkyrim AEで使えます。
コンソールコマンドを表示すると、Modを導入してない時は1枚目のようになりますが、今日のModを導入すると、上側にウィンドウが表示され右下にも文字が表示されるようになります。
バニラのコンソール

Modで拡張したコンソール

TABキー
Modを導入した後、TABキーを押すと、ウィンドウが別のウィンドウに置き換わります。ウィンドウは4種類あって、それが順番に表示されます(サイクルします)。
1枚目のウィンドウは、キャラやオブジェクト情報です。2枚目は、現在の場所の情報や、音楽、天候の情報です。3枚目は、キャラクターの感情等の情報です。4枚目は、コンソールウィンドウが画面いっぱいに大きくなります。
4枚目を選んだあとTABキーを押すと1枚目に戻ります。
1枚目(TABキーで2枚目に移動): キャラ等の情報

2枚目(TABキーで3枚目に移動): 場所、音楽、天候の情報

3枚目(TABキーで4枚目に移動): キャラの感情等の情報

4枚目(TABキーで1枚目に移動): コンソールウィンドウが大きくなる

SHIFTキー
マウスカーソルを移動した後、Shiftキーを押すと、その部分の詳しい情報を表示する新しいウィンドウが表示されます。また、矢印▽にマウスカーソルを合わせてShiftを押すとスクロールしたりします。
マウスだけでも操作できるみたいですが、SHIFTキーを併用すると問題なく使えました。
左上の新しいウィンドウ
調べられる対象は、キャラクターだけではなく、世界に配置されているオブジェクトやエフェクト等がありますが、とりあえずキャラクターの情報から調べてみましょう。
コンソールに新しく追加される情報は、左上のウィンドウと、右下の数行の文字です。左上のウィンドウから見てみます。
左上のウィンドウ

左上のウィンドウの情報: 上側
Name:
キャラ(オブジェクトであればオブジェクトの名前)です。
Base form ID:
Base IDは、ゲームに登場するNPC、アイテム、家具、光源、その他たくさんありますが、それらの基本設計に割り振られているIDです。
Ref form ID:
その基本設計で作られたキャラやものを、ゲーム内に登場させる時に割り当てられるIDです。同じ基本設定を持った別キャラは、それぞれ別のRef form IDが割り当てられています。
左上のウィンドウの情報: 下側
左上のウィンドウの下側の情報は、キャラクターのHealth / 体力、Magicka / マジカの量、Stamina / スタミナの量です。これは現在の状態だろうと思います。
Level / レベル、Race / 種族は、基本設定(Base form)の設定によって決まります(プレイヤーのレベルに応じて変動したりします)。
Spell / 呪文
Spell / 呪文は、そのキャラクターが習得している呪文です。画像だと2とあるので、シンミールは2種類の呪文を覚えていますが、Modが追加した呪文のようで戦闘時に使うものではありませんでした。
下の画像は、ファレンガーのものですが、Modで追加された2つの呪文と、7種類の通常の呪文を習得していることがわかります。Spellのところにマウスカーソルを合わせてShiftを押すと右に新しくウィンドウが表示されます。さらに呪文の名前にカーソルを合わせてShiftキーを押すと、その呪文の情報が更に右に表示されます。
ファレンガーが習得している呪文

Effect / 効果
Effect / 効果は、そのキャラクターが現在持っている呪文等の効果です。こちらはバルグルーフを調べた時の画像です。ノルドだと冷気耐性があるので、Resist Cold / 冷気耐性が見えます。
バルグルーフのEffect

Actors Values
Actors ValuesはNPCの戦闘能力や、戦闘への参加意欲(AggressionやConfidence)等が表示されます。画像は、傭兵のJenassa / ジェナッサです。パット見た感じ、軽装と近接のスキルと弓が高く、戦闘意欲も高いようです。身に着けている装備と同じ方向性のようです。
ジェナッサのActors Values

Position
Positionは、調べてる対象がどの座標にいるのかの情報です。NPCだと移動しちゃうのですが、動かないオブジェクトの座標は、自作の家Modを作る時に便利だと、聞いたことがあります。
ゲーム内でオブジェクトを配置して、Jaxonz Positionerで位置を調整します。位置の座標を記録した後、Creation Kitで、オブジェクトの座標を記録した座標と同じにすると、楽に家内装を整えることが出来るそうです。
他にも沢山の情報が表示されるのですが多すぎるので、今回はここまでにしました。次は、右下に表示される情報です。
右下に表示される情報
Modを導入すると右下にも新しく情報が表示されるようになります。上から4行目までは、左上のウィンドウに表示されているものと同じです。名前、Base form ID、Ref form IDと、Baseのタイプが何なのか、です。Baseのタイプは、Modの説明文にUESPにリストがありましたので、こちらにも載せておきます。
The Unofficial Elder Scrolls Pages / UESP
また、右下の情報には、その調べてる対象がどのESM、ESPによって配置されたものなのか表示されています。1枚目は、ソリチュードのエリシフを調べたものです。「Follower Cynthia the Spell Lady and Elisif Replacer」と言うModで容姿を変更しています。
Modで変更されたエリシフ

Base defineは、Skyrim.esmになっています。これは、エリシフのBaseが、Skyrim.esmによって設定されていると言うことのようです。
次のBase last changedは、Baseの設定を最終的に変更しているESPを表示しています。NPCの見た目はBaseの方を変更する必要があるので、ここに容姿変更ModのFollowerCynthia_asElisif.espが表示されています。
Ref defnedと、Ref last changedは、どちらもSkyrim.esmです。これは、容姿変更Modが、Refの方をいじっていないと言うことになります。純粋に見た目だけを変更するModのようです(正確に調べる場合は、xEdit等で調べる必要があります)。
次の画像は、ホワイトランに追加されたディベラ像です。これは、ホワイトランを変更するModの「Paradise City for Skyrim — Great Trees for Cities」と言うModで追加されたものです。
追加されたディベラ像

右下の情報を見ると、Base definedとBase last changedは、Skyrim.esmです。これは、ホワイトラン変更ModがSkyrim.esmに登録されているオブジェクトを、そのまま利用していることをあらわしています。
また、次のRef definedとRef last changedは、どちらもホワイトラン変更ModのParadise_City_Merged.espになっています。Modが、単純にホワイトランに像を設置しているだけと言うこのようです。
このようにスカイリムの世界に登録されているNPCやオブジェクトが、どのMod(もしくはスカイリム本体)によって追加変更されているものなのか調べられるのは、非常に便利です。
Better Consoleの機能
More Informative Consoleには、Better Consoleの機能が組み込まれているそうです。clearと入力するとコンソールに表示された文章が消えたり、PageUpやPageDownでスクロールすることが出来るようになります。
Skyrim Special Edition Nexus: Better Console: by CDCooley
ダウンロードサイト
Skyrim Special Edition Nexus: More Informative Console: by Linthar
必要なもの: Skyrim SE / AE版
SKSE64
- Skyrim SEのバージョン1.5.97に対応したSKSE64の最新のバージョンは2.0.20です。
- Skyrim AE(Steam)のバージョン1.6.640に対応したSKSE64の最新のバージョンは、2.2.3です。
- Skyrim AE(GOG)のバージョン1.6.659に対応したSKSE64の最新のバージョンは、2.2.3です。
- Skyrim VRのSKSEは、バージョン2.0.12です。
Skyrim Special Edition Nexus: Address Library for SKSE Plugins: by meh321
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